ミズキ科 Cornaceae-1

世界に10属、約115種が知られ、日本に2属、6種が自生する。
エングラー分類体系のミズキ科には、下表のように、かなり異質な属が含められていた。

属名、和名
エングラー分類体系 APG分類体系
Alangium  ウリノキ、モミジウリノキ  ウリノキ科  ミズキ科
Cornus   ミズキ、アメリカヤマボウシ、ハナミズキ
      クマノミズキ、サンシュユ
 ミズキ科
Aucuba   アオキ、ヒメアオキ アオキ(ガリア)科
Helwingia ハナイカダ、コバノハナイカダ  ハナイカダ科


モミジウリノキ Alangium platanifolium (Siebold & Zucc.) Harms f. platanifolium
本州(中国地方)、四国、九州、及び朝鮮の暖温帯に分布する落葉大低木。
広島県:山間地の落葉樹林林内、林縁に生育し、6月頃に咲く。
広島県植物誌 p.292;植物図選Ⅴ-63;植物誌補遺 p.42;北広島町 p.216; 広島県の植物図鑑へ

モミジウリノキ
モミジウリノキは、葉が深く切れ込み、裂片が卵形で尾状にとがる型、明確な違いではない。

ウリノキ Alangium platanifolium (Siebold & Zucc.) Harms f. macrophyllum (Siebold & Zucc.) H.Ohashi & Ohashi
= Marlea macrophylla Siebold & Zucc.
- Alangium platanifolium (Siebold & Zucc.) Harms var. trilobum (Miq.) Ohwi
北海道、本州、四国、九州、及び朝鮮、中国の暖温帯・冷温帯に分布する落葉大低木。
広島県:高原面から山地の落葉樹林林内、林縁に生育し、6月頃に咲く。
広島県植物誌 p.292、図32(分布図);東城町植物誌 p.180;呉市植物誌 p.149;呉市目録 p.137;北広島町 p.216; 広島県の植物図鑑へ

ウリノキ
ウリノキの葉は少しだけ切れ込んで、裂片が三角状になる


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